「このままでは売り上げが上がりそうにないな」「売り上げが徐々に下降しているぞ」そんな時は取り扱っている商品やサービスを思い切って見直してはいかがでしょうか。
取り扱っている商品やサービスの魅力が薄れてきているときに、営業担当者にノルマを課してはっぱをかけても、決して売り上げは上向きません。もちろん、倒産寸前になってから重い腰を上げて商品やサービスを見直そうとしても、もう手遅れです。商品やサービスを見直すのであれば、体力のあるうちに実行するのが定石です。
以下に、商品やサービスを見直す際の考え方を、四則計算に置き換えてまとめました。タイミングを逃すことなく、商品やサービスの見直しを行い、新たな追い風をつかみ取りましょう。
+(たす): AとBを足して、売り上げを伸ばす
例) カツとカレーを合わせてカツカレー
コピー機と電話・FAXを合わせて複合機
喫茶とメイド風おもてなしを合わせてメイド喫茶
-(ひく): Aは捨ててBを充実させて、売り上げを伸ばす
例) ビジネスユーザーに特化したパソコンメーカー
単機能に特化したウェアラブルカメラ
ステーキに特化したファミレスチェーン
×(かける): AとBを掛け合わせてCにして、売り上げを伸ばす
例) 抹茶と牛乳で、抹茶ラテ
万一の時の保障と満期保険金を受け取れる保険
VR(バーチャル・リアリティ)とキャラクターで、ゲーム
÷(わる): Aをニーズごとに分けて、売り上げを伸ばす
例) ニーズに応じた様々なコースをラインアップする旅行商品
走行距離に応じて保険料が変わる自動車保険
様々な健康志向に合わせたラインナップの発泡酒
平成28年12月7日
一般社団法人神奈川県中小企業診断協会
登録グループ マーケティング実践研究会
小倉仁志