当たり前のことですが、お客様は「やる気」の低い営業員からは、何も買う気持ちが涌いてきませんね。それに社長が従業員に「やる気を出そう!」と言うだけでは、やる気は出てきません。
でも、毎朝、たった三つの「声かけ」だけで、従業員の「やる気」アップすること、ご存じですか?
ある中小企業診断士の先生から、従業員の「やる気」アップをする方法を教わりました。 その方法はいたって簡単。三つの言葉を社長自らが従業員一人ひとりに対して、毎朝かけるというものです。
「おはよう!」
「今日も元気?」
「今日も頼んだよ!」
これを「三言活動(サンゲンカツドウ)」と呼ぶとのことです。
この「三言活動」のことを先生から教わった時、私が以前中国成都に赴任して、そこで営業支店長をしていた時のことを思い出しました。
「コミュニケーションの始まりは挨拶からですよ」と、中国の従業員の皆さんにはいつもそう伝えて、毎朝「おやよう!(中国語では 早 ZAO)」と元気な声で挨拶するように勧めていました。そしていつのまにか営業成績も他の支店よりよくなっていました。
その時、「今日も元気?」「今日も頼んだよ!」と、あと二言付け加えていたら、もっと営業成績も伸びたんでしょうね!
皆さまも、従業員の「やる気」アップ、そして売上拡大に向けて、是非「三言活動」をトライしてみてください。
平成29年6月2日
一般社団法人神奈川県中小企業診断協会
登録グループ マーケティング実践研究会
室 芳樹