目的の明確化で、ダラダラ営業会議からおさらばしよう
今日は営業会議の日。
「あ~あ。まだ報告資料も出来ていない。会議に時間をかけるより顧客回りをしたほうがよっぽどいいのになあ」
担当者だけでなく管理職でさえも、こんなことを考えながら会議に参加しているかもしれません。ただ、参加者が上記のように考えるのも無理はありません。なぜなら、会議の目的がはっきりしていないからです。
営業活動の目的は、言うまでもなく、売り上げを上げること。
では、営業会議の目的は?
「売り上げを上げるための・・・・・・。ううむ、改めて、そう問われると、よくわかんないな」
ほとんどの企業では、営業会議の目的をはっきりさせないまま、今までの慣例に従って実施しているだけのようです。
会議の目的を明確にしておかないと、
① 会議に向けた資料を作るときに、不必要なところに時間を費やしてしまうロス
② 会議で報告するときに、不必要な説明に時間を費やしてしまうロス
③ 報告の受け手からも不必要なコメントや突っ込みが発せられて、それに対応しなければならなくなるロス
④ 会議を終えて振り返ると何も得られたものがなく、ただの時間のロス
といった、一つひとつは少ないけれど積み上げれば大きくなるロスが、営業活動の効率を妨げてしまいます。
担当者と管理職で以下のような目的をしっかり定め、実りのある会議にすることで売り上げ拡大につなげていきましょう。
営業会議の目的(例)
1. 営業プロセスの見直すべき点を全員が共有し、改善につなげる
2. 成功のコツを全員が共有し、売り上げアップを図る
平成29年1月7日
一般社団法人神奈川県中小企業診断協会
登録グループ マーケティング実践研究会
小倉 仁志